2024.07.08

歯周病と全身の健康の関係性:歯周病が招く恐ろしいリスク

はじめに

歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支える骨を破壊する恐ろしい病気です。しかし、近年、歯周病は単なる口の中の病気にとどまらず、全身の健康にも悪影響を及ぼすことが明らかになってきました。

歯周病と全身疾患の関係

歯周病菌は、歯ぐきの炎症だけでなく、全身に悪影響を及ぼす可能性があります。歯周病菌は、血液に乗って全身を巡り、心臓病、脳卒中、糖尿病、早産など、様々な病気のリスクを高めることがわかっています。

歯周病が招く恐ろしいリスク

心臓病・脳卒中
歯周病菌は、血管内に入り込み、動脈硬化を促進することがわかっています。動脈硬化は、心臓病や脳卒中の原因となります。歯周病の人は、そうでない人に比べて、心臓病や脳卒中のリスクが2~3倍高くなります。

糖尿病
歯周病は、糖尿病の発症リスクを高め、糖尿病の悪化にもつながることがわかっています。糖尿病の人は、歯周病にかかりやすく、進行も早くなります。

早産・低出生体重児
歯周病は、早産や低出生体重児のリスクを高めることがわかっています。妊娠中の女性は、歯周病にかかっていることに気づかずにいることが多いので、注意が必要です。

誤嚥性肺炎
歯周病菌は、誤嚥性肺炎の原因となる可能性があります。誤嚥性肺炎は、高齢者や弱っている人がかかりやすく、重症化しやすい病気です。

歯周病予防の重要性

歯周病は、適切な治療と予防によってコントロールすることができます。歯周病予防のポイントは、以下の通りです。

毎日の丁寧な歯磨き
歯垢や歯石をしっかりと除去することが重要です。1日2回、2分以上かけて歯磨きを行いましょう。

フロスの使用
歯ブラシでは届かない歯間も、フロスを使って清掃しましょう。

バランスの良い食事
歯周病の予防には、バランスの良い食事も重要です。特に、ビタミンCやビタミンD、カルシウムなどの栄養素を積極的に摂取しましょう。

生活習慣の改善
喫煙やストレスは、歯周病を悪化させる要因となります。禁煙やストレス解消を心がけましょう。

定期的な歯科検診

歯科医院で定期的に検診を受け、歯周病の早期発見・早期治療に努めましょう。

歯周病の症状
歯周病の症状は、以下の通りです。
・歯ぐきの腫れや出血
・歯ぐきの退縮
・歯のぐらつき
・口臭
これらの症状に気づいたら、歯科医院を受診しましょう。

歯周病の治療

歯周病の治療は、症状の程度によって異なります。軽度の歯周病であれば、歯磨き指導やスケーリング・ルートプレーニングなどのクリーニングで改善できる場合があります。しかし、重度の歯周病の場合は、外科手術が必要になることもあります。

まとめ

歯周病は、単なる口の中の病気ではなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす恐ろしい病気です。歯周病予防を意識し、健康な生活を送りましょう。

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▼個別対応患者さん一人ひとりのニーズに合わせた個別の治療計画を策定いたします。患者さんとのコミュニケーションを大切にし、それぞれの状態とニーズに応じた治療を提供しています。

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