2024.06.18

歯周病ってどんな症状?思いあたる症状を確認しよう!

はじめに

歯周病は、日本人の成人の8割以上が罹患していると言われる国民病です。
しかし、初期段階では自覚症状がほとんどなく、放置してしまうと歯を失ってしまうこともある恐ろしい病気です。
この記事では、歯周病の症状について詳しく説明し、セルフチェック方法も紹介します。
思い当たる症状があれば、早めに歯科医院を受診して適切な治療を受けましょう。

歯周病とは?

歯周病は、歯の周りの組織である歯肉や歯槽骨に細菌が感染して起こる炎症性疾患です。
歯磨きが不十分だと、歯と歯ぐきの間にプラークが溜まり、それが細菌の塊であるバイオフィルム(細菌が外部の刺激から身を守るために作るもの)へと変化します。バイオフィルムは歯ブラシでは除去できず、次第に歯ぐきに炎症を引き起こします。

歯周病の進行段階と症状

歯周病は、進行度によって大きく3つの段階に分けられます。

1. 歯肉炎
歯肉炎は、歯周病の初期段階です。歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れたり、ブラッシング時に出血したりします。この段階であれば、適切な歯磨きや歯科治療で改善することができます。

2. 歯周炎
歯肉炎が進行し、歯を支える骨である歯槽骨が破壊され始めた状態です。歯ぐきがさらに腫れたり、歯と歯ぐきの間に隙間ができたり、歯がグラグラしたりします。この段階になると、歯科医院での治療が必要になります。

3. 重度歯周炎
歯槽骨が大きく破壊され、歯が抜け落ちたり、強い痛みを感じたりする状態です。重度歯周炎になると、治療が難しくなり、最悪の場合は歯を失ってしまうこともあります。

歯周病のセルフチェック方法

歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどないため、定期的にセルフチェックすることが大切です。以下の項目をチェックしてみましょう。

  • 歯ぐきの色:健康な歯ぐきは薄いピンク色をしていますが、歯周病になると赤く腫れたり、紫色になったりします。
  • 歯ぐきの出血:歯磨きをした時に、歯ぐきから血が出ることがあります。
  • 歯ぐきの退縮:歯ぐきが下がって、歯の根が見えてくることがあります。
  • 歯と歯ぐきの間の隙間:歯と歯ぐきの間に隙間ができ、食べ物が詰まりやすくなります。
  • 歯のグラつき:歯がグラグラしたり、浮いたような感じがしたりします。
  • 口臭:口臭が慢性化している場合は、歯周病が原因である可能性があります。

思い当たる症状があれば、歯科医院を受診しましょう

上記で紹介したセルフチェックで、思い当たる症状があれば、早めに歯科医院を受診しましょう。歯科医院では、歯周病の検査を行い、進行度に合わせて適切な治療を行います。

歯周病の治療は、主に以下の3つがあります。

  • 歯石除去:歯石は、歯周病の主な原因となるバイオフィルムが固まったものです。歯科医院で専用の器具を使って歯石を除去します。
  • 歯周ポケット掻痒:歯周ポケットと呼ばれる、歯と歯ぐきの間の深い溝を専用の器具で清掃します。
  • メインテナンス:歯周病は再発しやすい病気です。定期的に歯科医院に通い、メインテナンスを受けることが大切です。

まとめ

歯周病は、早期発見早期治療が大切です。思い当たる症状があれば、早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けましょう。また、毎日の歯磨きを丁寧に行い、定期的に歯科医院で検診を受けることで、歯周病を予防することができます。

医療法人 創歯会 佐古歯科医院の特徴

▼個別対応
患者さん一人ひとりのニーズに合わせた個別の治療計画を策定いたします。
患者さんとのコミュニケーションを大切にし、それぞれの状態とニーズに応じた治療を提供しています。

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患者さんにインプラント治療のリスクと対策について十分に理解していただくため、分かりやすい説明と情報提供を心がけています。質問や不安がある場合は、専門のスタッフが丁寧に対応します。

佐古歯科医院は、心斎橋駅(北改札)から徒歩1分の歯医者です。
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