親知らずは、上下左右の奥に生えてくる永久歯です。人によっては生えてこない場合もあります。 顎の骨格や口内環境によって不完全な状態で出てくることや、埋まったまま手前の歯に障害を与えたりします。親知らずが生えてきたり、埋まっていることに気づいた時にどのように対処すべきかを知っておくことが重要です。
診療内容
Service
親知らず抜歯
親知らずの抜歯は、適切なタイミングで抜歯を行うことで口腔内の健康を守ることができます。当院での治療方針や治療方法・治療の流れを具体的にご紹介します。親知らずの抜歯をしようか悩まれている方の不安を軽減できればと思います。
親知らずとはどんなもの?

当院の親知らずの治療方法
佐古歯科医院では、親知らずの状態に応じて以下の3つの方法で治療を行います。
- 歯肉弁切除
不完全な状態で出てこようとしている場合は、歯茎が埋まっている親知らずに覆いかぶさって頻繁に炎症を起こしていることがあります。そのような場合は、覆っている歯茎を切除することが炎症を防ぐ選択肢になります。 - 完全抜歯
親知らずが口腔内で悪影響を及ぼすと判断される場合には、完全な抜歯が必要です。隣の歯を圧迫したり、細菌の温床となったりというリスクが高い場合、医師の判断により、抜歯が最善策となります。 - 部分的な抜歯
不完全に埋まった親知らずが、隣接する歯や歯茎に負担をかけている場合、部分的に抜歯を行い症状を緩和します。この方法では、なるべく他の歯や神経を保護しながら親知らずを一部取り除く治療を行います。
- 抜歯しない選択肢
親知らずが完全に生えている場合や、周囲の歯に悪影響を与えない位置にある場合、必ずしも抜歯の必要はありません。そのため、まずは経過観察を行い、必要に応じた処置を検討します。
親知らずの抜歯の流れ
親知らずの抜歯は、以下の4つのステップで行われます。
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事前カウンセリングと診察
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麻酔と術前準備
親知らずの抜歯には局所麻酔が施され、必要に応じて鎮静薬を使用することもあります。佐古歯科医院では、患者様がリラックスして治療に臨めるよう、痛みや不安に対するケアに重点を置いています。個々の状況に応じた対応を行いますので、安心してご相談ください。
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抜歯手術
歯茎を切開し、骨の中から親知らずを取り出します。埋まっている場合は、歯を数分割にし、一部分ずつ取り除く方法で安全に行います。状態によりますが、抜歯処置は30分~1時間弱で完了します。
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術後ケアの説明
抜歯後の痛みや腫れ、出血に対するケアを行い、必要に応じて洗浄や痛み止め・腫れ止めの薬を処方します。また、適切な食事やケアのポイントも説明し、術後の快適な回復をサポートします。
親知らずを抜くべきタイミングとその理由
親知らずは必ずしもすぐに抜く必要はありません。しかし、以下の2つの状況では抜歯を検討するべきです。
- 痛みや腫れがある場合
痛みや腫れが生じる場合、親知らずが他の歯に悪影響を及ぼしている可能性が高いため、早期の抜歯が推奨されます。 - 親知らずが周囲の歯に圧迫をかけている場合
隣接する歯や歯茎に負担がかかる場合、炎症や歯列の乱れ・手前の歯の骨の吸収を引き起こすリスクがあるため、抜歯が望ましいです。
抜歯後のケアと回復のポイント
抜歯後は適切なケアが求められます。以下の3つのポイントを守り、回復を促進しましょう。
- 指示に従ったお薬の服用
痛みや炎症を抑えるための薬を医師の指示通り服用してください。 - 冷やすことで腫れを軽減
抜歯後の腫れは冷やすことで軽減されるため、冷たいタオルや氷を使い患部をケアします。
※ただし冷やし方については低温火傷や傷の治りの遅延の可能性がある為、担当医の指示に従って下さい。 - 適切な食事
術後数日は柔らかい食べ物を選び、刺激の少ない食事を心がけてください。
日常生活で注意すべきポイント
顎関節症の改善には、日常生活での工夫も大切です。以下の3つを意識しましょう。
- 食事に注意
硬いものや大きな食べ物を避け、顎に負担をかけないようにしましょう。 - 姿勢を正す
デスクワーク時の姿勢を改善し、長時間同じ姿勢を取らないよう心がけます。 - ストレス管理
リラクゼーションや趣味の時間を設けて、ストレスを溜めない工夫を行いましょう。
親知らず抜歯をご検討の方
親知らずの抜歯は決して怖いものではなく、適切なタイミングで行うことで口腔内の健康維持に大きく寄与します。佐古歯科医院では、安心して治療に臨めるような体制を整えていますので、親知らずに関するお悩みや不安がある方は、ぜひ当院にご相談ください。
まずはレントゲンやCTスキャンで親知らずの位置や形と状態を把握します。歯や顎骨、神経の位置を確認し、抜歯のリスクを最小限に抑えるための方法を決定します。